anuht TOP     平成28年度 CFT構造賞
 
当協会で施工計画の技術指導を受け、前年中に竣工した自薦応募の建物から選考しました。
 
新宿東宝ビル
 

             TM&©TOHO CO., LTD.
 
 
 
建  築  主 東宝株式会社
設  計  者 株式会社竹中工務店
施  工  者 株式会社竹中工務店
建 築 場 所 東京都新宿区歌舞伎町1-19-1
建 築 用 途 飲食物販店舗・遊技場・映画館・ホテル
選 考 事 由 セットバックした高層部が塔状比6を超える板状超高層建築となっている。鉄骨造ブレース付ラーメンに制振装置を付加した構造としているが、 高層部直下の低層部に高剛性・高耐力のCFT柱を、特に、1階および2階柱には、780N/mm2級高張力鋼とFc100N/mm2の高強度コンクリートを用いた超高強度CFT柱を 採用することで、高層部の変形制御や低層部の柱軸耐力確保を図っている。超高強度CFT柱の採用に当たっては、その特性を考慮した部材設計プログラムを 開発するとともに、鉄骨の実大溶接試験による内ダイヤフラムの溶接品質の確認を実施している。CFT造の特性を十分に活かした事例として高く評価される。
 
 
大塚倉庫 大阪支店 西日本ロジスティクスセンター
 
 
 
 
建  築  主 大塚倉庫株式会社
設  計  者 株式会社竹中工務店
施  工  者 株式会社竹中工務店
建 築 場 所 兵庫県神戸市北区赤松台1丁目2番63
建 築 用 途 倉庫
選 考 事 由 外周を鉄骨柱、内部を鉄筋コンクリート柱とした整形な平面形状の低層の物流施設であるが、トラックバース上部を吊りブレースを有するサスペンション構造とし、 それを支持する両側の柱を高靱性・高剛性のCFT柱とすることで、トラックバース67.2mの長大スパン化を実現している。CFT造の特性を生かした構造形式であり、 低層建物へのCFT柱の展開の可能性を広げるものである。また、1階の鉄骨梁と鉄筋コンクリート柱との取合いに、実験等でその性能を確認した、型枠・せん断補強 筋が不要な「CFT柱脚」を採用することで施工性を向上させている。今後のCFT造の可能性を示唆するものである。
 
 
ITbM (トランスフォーマティブ生命分子研究所)
 
 
 
 
建  築  主 国立大学法人 名古屋大学総長 松尾 清一
設  計  者 国立大学法人 名古屋大学 施設・環境計画推進室 施設管理部
株式会社久米設計
施  工  者 株式会社鴻池組
建 築 場 所 愛知県名古屋市千種区仁座町1 他55筆
建 築 用 途 大学
選 考 事 由 既存施設をロングスパン架構で覆う形の研究施設である。高耐力・高剛性のCFT造柱、ロングスパン架構の梁にプレビーム工法(鉄骨梁下フランジの コンクリートに自然張力を導入した合成梁)を採用することで、それを実現している。また、外周部3辺には小径断面のCFT柱を配置し、そのベアリングウォール 効果により、水平変形剛性の向上および建物全体の偏心抑制を図っている。施工に際しては、当協会の施工計画技術指導を受けるとともに、独自のCFT充填 コンクリート管理システムを導入し、確実な施工を実施している。中低層建物へのCFT造普及につながる事例として高く評価される。
 
 
YKK80ビル
 

                         ©Rainer Viertlböck
 
                   ©Ken' ichi Suzuki
 
 
建  築  主 YKK不動産株式会社
設  計  者 株式会社日建設計
施  工  者 鹿島・戸田・大和ハウス工業建設共同企業体
建 築 場 所 東京都千代田区神田和泉町1
建 築 用 途 銀行・事務所
選 考 事 由 基礎免震構造の建物であり、L形平面の外周のCFT柱と鉄骨鉄筋コンクリート梁のラーメン架構と、内部の鉄骨柱と鉄骨鉄筋コンクリート梁の梁間方向ラーメン架構で、 高剛性・高耐力の架構を実現するとともに、広い内部空間を確保している。CFT柱と鉄骨鉄筋コンクリート梁のラーメン架構に関しては、設計段階で柱梁の接合形式を 詳細に検討し、施工段階では接合部の剛性と耐力・履歴特性を実験で確認している。CFT柱と鉄骨鉄筋コンクリート梁の接合の実現し、今後のCFT構造のあり方の 一つを提案しており、CFT造の今後の可能性を拡大させる事例として高く評価される。
 
 
JPタワー名古屋
 
 
 
 
建  築  主 日本郵便株式会社
名工建設株式会社
設  計  者 株式会社日本設計
施  工  者 株式会社竹中工務店
建 築 場 所 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1004番 他44筆
建 築 用 途 事務所・店舗・郵便局・カンファレンス・診療所・駐車場
選 考 事 由 短辺方向の塔状比が5を超える板状超高層建築である。ラーメン架構にタイプの異なる数種類の制振装置を付加した構造としており、31階までの柱に高剛性・ 高耐力のCFT柱を採用することにより建物の剛性を確保している。また、CFT柱の採用によって、高層フロアでは奥行き約17mの無柱執務空間を実現していると ともに、低層フロアでは高層フロアと同じ柱サイズで6.5~7.8mと高階高の魅力ある吹き抜け空間を実現している。なお、本建物では、全館避難安全検証および 耐火性能検証を実施し、耐火性能の確認および耐火被覆の低減を行っている。CFT造の特性を十分に活かした事例として高く評価される。
 
 
TOYAMAキラリ
 
 
 
 
建  築  主 西町南地区市街地再開発組合
設  計  者 RIA・隈研吾・三四五設計共同体
施  工  者 清水建設・佐藤工業共同企業体
建 築 場 所 富山県富山市西町6-8
建 築 用 途 事務所・図書館・美術館
選 考 事 由 柱の一部をCFT造とした鉄骨架構に制振部材を付加した構造とし、適材適所に二次部材的要素(斜め梁、片持ち梁、束材、吊り材)を配置することで、 大スパン架構であることや建物形状等の条件に対応している。特に、内観の最大の特徴である2~6階まで柱抜けしながら斜上する吹き抜け空間に関しては、 5~10階の2つの通りにフィレンデール架構を構築し吹き抜け上部の長期荷重を受け、その荷重を両側のCFT柱を介して基礎まで伝達させることで、構造的に明確に 実現させている。CFT構造の実施例が少ない富山県においてCFT造建物を広くアピールし、CFT造の普及に貢献することが期待される。
 
 
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