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居住環境と望まれる都市づくりの調査研究

都市居住環境の研究

居住環境とこれからの都市に求められることとして、「目的に応じて参加できる交流の場があること」、「暮らしやすさを実感できる基盤づくり 」、「歩行者が主役の街づくり」にあると考え、調査研究を進めています。

目的に応じて参加できる交流の場があること

子供から高齢者まで、多様な住民同士が交流を図るための、新たな都市型コミュニティの場や仕組みが必要となっています。
「谷中学校」
上野や谷中の街(東京都)を良くしようと集まった建築家や学生を中心としたボランティアグループの活動拠点。
地道な活動の積み重ねで、街の価値を高めていく取り組みも始まっています。
「子供の遊び場」
もっとも身近にあるコミュニケーションの場。子供は遊びの中で自然に新しい友達を作っていきます。
安全に楽しく遊べる子供の遊び場があれば、大人達が知り合うきっかけも自然に生まれます。

暮らしやすさを実感できる基盤づくり

誰もが身近に実感できる暮らしやすさを充実させることが、定住の魅力となると意識されています。
「商店街」
高円寺(東京都)の古い商店街を彩るのは、最新のファッションやグッズのショップ。
古いものと新しいものが混在した意外な組み合わせが街の個性となり、新しい街の活気をつくります。
「鎮守の森」
生活に身近な緑の原風景として鎮守の森があります。
縁日の賑いや、子供の頃に遊んだ思い出。街の記憶をつなぐ緑として大切に守っていきたいものです。

歩行者が主役の街づくり

住まいを基点にして安全安心に歩ける生活の道が構築され、街のどこへでも公共交通と徒歩、自転車でアクセスできる事が望まれます。
「トランジットモール」
中心市街地のメインストリートから一般の車をシャットアウトした、路面電車と人が主役の歩行者空間です。 
停留所には車椅子でも気軽に利用できる用にリフトが用意されています。欧米で注目されており、左がサクラメント、右がポートランドの事例です。
「用賀プロムナード」
用賀駅と世田谷美術館(東京都)を結び、水路や個性的なストリートファニチャーが整備された遊歩道。
子供も大人も歩くことが楽しくなる道です。
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