CFT構造賞
2024年度 CFT構造賞
髙松コンストラクショングループ 東京本社ビル :CFT構造賞(普及)
建築場所:東京都港区芝4丁目8番2号
建築用途:事務所、診療所
階 数:地上18階、地下1階
建築面積:891.18㎡ 延床面積:16,488.64㎡
軒 高:84.76m 最高高さ:85.76m
主体構造:
地下 鉄骨鉄筋コンクリート造
地上 柱:1~8階 CFT造:充填コンクリートFc60 9~18階 鉄骨造
梁:鉄骨造
建 築 主: (株)髙松コンストラクショングループ
設 計 者: 髙松建設・青木あすなろ建設・プランテック設計共同企業体
施 工 者: 青木あすなろ・髙松特定建設工事共同企業体
選考理由:
(意匠)クローズド・キャビティのダブルスキンファサードを採用した環境にも配慮したシンプルで透明度の高い
爽やかさのあるガラスファサードを実現。不整形で音環境にも対応が必要な敷地にも関わらず環境性能の
向上やCFT構造の効果を生かした意欲的な計画。また、ゼネコンの自社ビルとして、構造体を随所に表しに
することで“技術のショールーム”を実現。
(構造)架構形式は純ラーメン構造を採用し、耐震性能を高めるための制震ダンパーは共用部のコア周りのみに配置。
制震ダンパーは、動線計画に影響のない箇所はブレース型、ブレース型の配置が困難な箇所は間柱型。
(施工・普及)施工技術ランクがSAランク以外の施工会社からの唯一の応募作品。指針適合技術指導および施工計画
技術指導を受審し、施工技術習得への取り組みを真摯に実施。
(環境)外装での日本初CCF (クローズド・キャビティ・ファサード) システムのダブルスキンカーテンウォール採用により
CASBEE Aランクを実現。既存地下構造物の仮設山留利用。