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CFT構造賞

2023年度 CFT構造賞

大阪梅田ツインタワーズ・サウス
建築場所:大阪府大阪市北区梅田1丁目13番1号
建築用途:百貨店、オフィス、カンファレンス等
階 数:地下3階、地上38階、塔屋2階
建築面積:約10,359㎡    延床面積:約259,373㎡
軒  高:177.30 m
主体構造:
地下     柱:CFT造(充填コンクリートFc45~80)、SRC造
     梁:S造、SRC造
地上     柱:CFT造(充填コンクリート Fc45~80)、S造
       梁:S造
建築主:阪神電気鉄道株式会社・阪急電鉄株式会社
基本計画・特区申請・基本設計:株式会社日本設計
設計・施工:株式会社竹中工務店
監理:株式会社竹中工務店
選考理由:
(意匠)L型平面基壇と高さ189mの高層オフィスを積層し、道路上空をも利用した再開発複合ビルの計画である。低層基壇部の
     百貨店は、約150m×約150m の大型のL 形平面形状にEXP.J を設けず、一体性のあるフレキシビリティの高い商空間を
     実現した。基準階3500㎡を確保した無柱オフィスフロアは高性能制震構造を採用。約240mの大阪駅前のファサード
    には壁面緑化とアルミパネルのランダムな表情と奥行き感のあるタワーファサードで構成し昼夜の賑わいを創出した。
(構造)高層・低層のつながりによるねじれ等を抑制するCFTベルトトラス(トランスファートラス)、2棟をつなぐ
    レイルビームなど、建築計画実現のための様々な工夫を構造設計で実施した。189mの超高層建築の高軸力を
    高強度コンクリートCFT柱で対応した。
(耐火)同社のCFT柱の大臣認定取得工法を適用し、薄肉耐火被覆を実現。
(施工)8年間の建替え中も百貨店の営業を継続するため、1 期と2 期の段階施工で実施した。地下階のCFT構真柱および
    CFTベルトトラスへのコンクリートの充填管理ならびに溶接管理の徹底など、同社が持つCFT造の施工管理技術を
    存分に発揮した。






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