CFT構造賞
2022年度 CFT構造賞
本町サンケイビル
建築用途:事務所、店舗
階 数:地下0階、地上21階、塔屋2階
建築面積:約1,564㎡ 延床面積:約29,677㎡
軒 高:95.0 m
主体構造:
地下 梁:RC 造、一部SRC 造
地上 柱:CFT造(充填コンクリートFc42,80)
梁:鉄骨造
建築主:(株)サンケイビル
設計者:(株)竹中工務店
施工者:(株)竹中工務店
選考理由:
(意匠)御堂筋から一区画離れた敷地にて、新たな御堂筋エリアを形づくるランドマークとして計画された。
PCa版によるグリッドパターンの外観はシンプルで、階高13m のピロティとともに開放的なデザイン
となっている。西側偏心コアを採用して CFT造ならではの開放的なオフィス空間を実現している。
(構造)CFT柱と制振デバイスの採用により、塔状比4.33、片側偏心コアの開放的なオフィス空間を実現。
(構造)CFT柱と制振デバイスの採用により、塔状比4.33、片側偏心コアの開放的なオフィス空間を実現。
また、CFT造長柱を採用して、階高13mのピロティを実現。 CFT造長柱と基準階柱との柱断面の
切り替え部は、コンクリート充填を可能とした鋳鋼製仕口を使用している。
(耐火)PCa 版と吹付ロックウールによる合成耐火被覆構造(大臣認定取得)により、見付幅800mm の
(耐火)PCa 版と吹付ロックウールによる合成耐火被覆構造(大臣認定取得)により、見付幅800mm の
外装PCa 版と600mm角の外周鋼管柱が一体となるディテールとし、仕上を含めた柱断面を最小化。
貸床面積や眺望などのテナントとしての商品価値を高めることに成功。
(普及)ピロティ部にCFT造の長柱を採用することで、斜線制限を緩和する天空率を確保し、街区の開放感と
(普及)ピロティ部にCFT造の長柱を採用することで、斜線制限を緩和する天空率を確保し、街区の開放感と
イメージアップへの貢献が評価された。