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CFT構造賞

2024年度 CFT構造賞

虎ノ門ヒルズ ステーションタワー
建築場所:東京都港区虎ノ門2-6-1
建築用途:事務所、店舗、ホテル、美術館、集会場、駐車場等
階  数:地上49階、地下4階、塔屋1階
建築面積:8,060.89㎡    延床面積:238,441.51㎡
軒  高:264.00m    最高高さ:265.75m
主体構造:
地下     SRC造(一部、CFT造(充填コンクリートFc100)、RC造)
地上     柱:CFT造(充填コンクリートFc60,80,100)
     梁:S造
建 築 主:森ビル(株)
設 計 者:森ビル(株)、(株)久米設計、鹿島建設(株)
施 工 者:鹿島建設(株)
選考理由:
(意匠)国家戦略特区の認定を受けた3街区からなる開発。メインのステーションタワーはその名の通り虎ノ門ヒルズ駅と
            一体となった計画で、商業施設、オフィス、ホテル、ホール等の市街地開発事業としての複合施設。斜めに
            ねじれるような外観を形成しているが、整形なオフィスフロアが徐々にずれることで発生するつなぎの部分を動きの
            あるアクテイビティバンドと呼ぶコアとして計画。
(構造)複雑な形状の建物をシンプルで合理的な構造計画と高強度CFT柱の採用により実現。建物形状に合わせた斜め柱の内、
            建物東側の斜め柱は7階から下部でY字状の統合および鋼板床の設置により下部架構へ伝達。また低層部でのトラスを
            用いた片持架構や大スパン架構、街区をつなぐ薄い板状のデッキなど特徴的な要素により、デザインコンセプトや
            空間構成、景観計画を体現。
(耐火)耐火性能検証法ルートCを採用し、大臣認定取得による耐火被覆仕様の合理化を実現。
(施工)大規模な圧送実験・先端可動型内視鏡による充填性確認等に基づいて、1階~49階までの斜めのメイン柱、途中で
            分岐するY字柱等、難度の高いCFT充填工事を実施。
(普及)複雑な形状の建物における斜め柱(Y字柱を含む)にCFT柱を採用した構造計画は、CFT構造の可能性を拡大。
(環境)環境配慮型CFT充填用コンクリート(KKCコンクリート)を地下落とし込み部分のCFT柱に適用。






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