本文へ移動

CFT構造賞

2024年度 CFT構造賞

CORNES HOUSE


建築場所:東京都港区芝3丁目3
建築用途:主用途;事務所、物販店舗 従用途;駐車場、自動車修理工場
階  数:地上11階、地下2階、塔屋2階
建築面積:1,074.38㎡    延床面積:8,648.46㎡
軒  高:58.59m    最高高さ:59.61m
主体構造:
地下     SRC造(室内柱:CFT造)
地上     柱:CFT造(充填コンクリートFc60)
     梁:S造
建 築 主:コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド
設 計 者:(株)竹中工務店東京一級建築士事務所
施 工 者:(株)竹中工務店
選考理由:
(意匠)総合商社のショールームと本社ビルの複合ビル。首都高速道路に対する景観づくりや内部空間を開放しながら、
    インテリアが表出するいくつかのブロックが方向を変えて積層されるダイナミックで特徴ある形態の計画。
(構造)複雑な建築計画における高軸力柱に高い強度・剛性・靭性を確保できるCFT柱を採用し、柱サイズを抑えながら
    構造安全性を確保するという要求性能を解決。複数階毎に異なる用途が積層され、ボリュームがずれている
    という建築的な特徴において、上から下まで鉛直荷重をいかにスムーズに基礎まで伝達するかというのが一番の
    課題に対し、高層部の柱8本を3層斜め柱などとしながら基礎架構まで通し、架構剛性の連続性に配慮した
    構造架構を計画。また、高さ60m以下のため大臣認定が必要な建物ではないが付加制振構造とし、
    地震時応答変形を低減。
(施工)耐火塗料仕上により現しとするCFT柱の圧入に当たり、当該柱の最上階側面にφ30の多数の
    圧縮空気抜き孔を設け、意匠性と充填施工品質を合わせて確保。
(環境)既存杭再利用、新設杭材料における環境配慮型コンクリート(ECMコンクリート)採用。





TOPへ戻る