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CFT構造賞

2024年度 CFT構造賞

麻布台ヒルズ森JPタワー
  • ©川澄・小林研二写真事務所 浜田昌樹
建築場所:東京都港区麻布台一丁目3-1~3
建築用途:事務所、共同住宅、店舗(物販、飲食)、スポーツの練習場、診療所(無床)、
各種学校、自動車車庫、博物館その他これらに類するもの、その他(広場)、郵便局
階 数 :地上64階、地下5階
建築面積:15,203.61㎡    延床面積:461,774.38㎡
軒 高 :317.57m    最高高さ:325.49m
主体構造: 鉄骨造(柱CFT造)
地 下   : 鉄骨鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造、鉄筋コンクリート造)
 上         柱:CFT造(充填コンクリートFc48,60,80,100,120N/mm2)
                梁:鉄骨造
建 築 主 : 森ビル(株)〔特定建築者〕
設 計 者 : 森ビル(株)一級建築士事務所、(株)日本設計、清水建設(株)一級建築士事務所〔地下構造設計(共同設計)〕
施 工 者 : 清水建設(株)
選考理由:
(意匠)都市再生特区、地区計画、再開発事業による単体のビルではなく、一つの街に匹敵する
            延床面積約46万㎡、高さ約330mの巨大プロジェクト。壁面を分割しながら緩やかな
            曲線を描く外観は洗練された優しさがあり立ち姿がシンボリック。
(構造)明快な構造計画と高強度CFT柱の採用によって、地上64階、高さ約330mと日本最大級の規模、
            高さを誇る建物にふさわしい高い耐震性能、適切な耐風性能、居住性能を実現。地上部は
            柱CFT造、梁S造のブレース付きラーメン架構とし、コア部に配置した制振部材により地震や
            風のエネルギーを吸収する制振構造を採用。
(耐火)耐火性能検証法ルートCを採用し、大臣認定取得による耐火被覆仕様の合理化を実現。
           柱傾斜角が大きい階における火災時の架構安定性を3次元弾塑性熱応力変形解析により確認。
(施工)総打設量約27,800㎥のCFT充填工事(コンクリート強度は最大で120N/mm2、地上部の
            圧送高さは約240m)を高い技術力や実大施工実験等に基づいて実施。
(普及)高さ300mを超える建物に対して、高強度材料を用いたCFT柱を採用することで室内空間の
            最大化、魅力ある空間の創出を実現し、CFT構造の可能性を拡大。
(環境)グリーン電力採用等による温室効果ガス排出削減。




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