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CFT構造賞

2024年度 CFT構造賞

センタラグランドホテル大阪
建築場所:大阪府大阪市浪速区難波中2丁目
建築用途:ホテル、集会場、店舗、駐車場
階  数:地上34階、塔屋1階
建築面積:3,600.83㎡    延床面積:39,131.08㎡
軒  高:140.76m    最高高さ:141.56m
主体構造:
地上      柱:CFT造(充填コンクリートFc48~60)、鉄骨造
      梁:鉄骨造
建 築 主:Centara Osaka特定目的会社
設 計 者:大成建設(株)一級建築士事務所
施 工 者:大成建設(株)関西支店
選考理由:
(意匠)超高層塔状のホテルとして必要なクライテリアを満足するために制振コアフレームを採用し、景観的には地域の
    ランドマークを目指した建築。タイのランタンフェスティバルをイメージしたPCaファサードによる彫の深い
    陰影と日射負荷低減、遮音を目指したファサードにより構成。
(構造)建物の基本性能として必要な剛性をCFT柱で構成された外周部のラーメンフレーム(ペリメータフレーム)で
    確保する計画。センターコア部分に鉛直方向オイルダンパーを採用し、さらにその開始階である階高が高く
    水平剛性の低い階(5階)にシアリンク型のオイルダンパーを配置し減衰性能を効率的に付加し、地震時の安全性の
    確保に加え強風時の居住性向上に配慮。制振コアフレームは2層1セットの構成で、コア中央のCFT柱から持ち出した
    スラブを支持しない一対の片持梁と、それら上下階の片持梁を繋ぐ間柱、片持梁先端と下階の柱を連結する鉛直方向の
    オイルダンパーで構築した梯子状の片持ち架構。
(耐火)耐火性能検証法ルートCを採用し、大臣認定取得による耐火被覆仕様の合理化を実現。
(施工)多段ダイアフラム(最小間隔200mm)で構成されたパネルゾーン箇所を重点対象とした圧力管理や小型CCDカメラ
    による充填性確認。






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