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次世代に向けた住宅の抱える課題に関する研究

新しい都市型集合住宅の研究開発

次世代に向けた住宅の抱える課題に関する調査研究

 近年、「都心回帰現象」と言われるように一時大きく落ち込んだ都心部の人口が急速に回復してきています。これは地価や建設費の下落を背景に超高層マンションや大規模マンションの供給増加と大いに関連しています。建物の耐久性や機能性など住宅性能も飛躍的に向上し、都市の利便性を求めて今後も回帰現象は続くと考えられます。しかし長期的に眺めると社会や経済の動向に応じて、さまざまな課題を抱えています。
 
 近い将来、人口の減少、少子高齢化による世帯数の減少、世帯規模の縮小が予想されています。また価値観やライフスタイルの多様化に伴って、居住環境に対するニーズも多様化し、女性や高齢者の社会進出や職住近接、SOHOなどの在宅勤務が増加し、就業形態も多様化しています。またIT(情報技術)の進展も著しく、居住形態に与える影響も少なくありません。
 
 一方、地球温暖化とともにヒートアイランド現象のような都市特有の異常気象が発生しており、住宅を中心とした民生部門においても環境面に配慮した取り組みが強く求められています。また地震や大雨などの自然災害や侵入窃盗や強盗などの犯罪事件が増加しており、建物や人口が密集した都市部では特に事件、事故に対する不安が募っています。
 
 以上のような社会環境が取り巻くなか、住宅に求められる課題として
   ■防犯防災など幅広いセキュリティ
   ■住宅におけるIT(情報技術)化
   ■省エネ省資源など地球環境への配慮
   ■高齢社会への対応
などを中心に、次世代に向けた都市居住のあり方を調査・研究しています。
(出展) 平成16年度 情報通信白書 図表②家庭内における情報通信ネットワーク活用の進展
「企業のユビキタスネットワーク利用動向調査」
ホームネットワークの将来像

(次世代住空間研究会)
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